ライフジャケット(救命胴衣)のタイプって?
関係法令が改正され、ライフジャケット(救命胴衣)の着用義務範囲が拡大となり9ヶ月程が経ちました。
小型船舶に乗船する者は原則ライフジャケットの着用が義務となっています。
同時に着用するライフジャケットは型式承認、予備検査を受ける事で安全基準を満たしているものでなくてはなりません。
そしてそれらライフジャケットには航行区域に応じたタイプがあります。おさらいしてみましょう!
タイプ | 浮力 | 色の指定 | 反射材 | 笛 | 航行区域等 |
A | 7.5kg以上 | ◯ | ◯ | ◯ | 全ての海域 |
D | 7.5kg以上 | × | ◯ | ◯ | 平水区域、2時間限定沿海区域及び沿岸区域を航行区域とする小型船舶(旅客船を除く)及び水上オートバイに法定備品として搭載可 |
F | 7.5kg以上 | × | × | × | 平水区域、2時間限定沿海区域及び沿岸区域を航行区域とし、かつ、一定の諸条件(下記※1参照)に適する小型船舶(旅客船を除く)及び水上オートバイ等に搭載可 |
G※2 | 5.8kg以上 | × | × | × | 平水区域のみ |
◯:必須 ×:必須ではない
※1
・不沈性能(船内に十分な浮力体があり沈まない構造)があること。
・緊急エンジン停止コード(操船者が落水時にエンジンが自動停止するもの)があること。
・音響信号器具(笛、ホーン等)を装備していること。
※2
小型船舶安全規則では、ライフジャケットは救命胴衣と浮力補助具に区別され、タイプGは浮力補助具に該当
上記のように、浮力、色、反射材や航行区域等によってタイプが分かれています。
着用者は航行区域や目的に適したライフジャケットを着用することが求められます。
型式承認のマークや予備検査のスタンプとともに、そのライフジャケットがどのタイプに当たるのかも記載されています。是非確認してみましょう!
国土交通省HPにも掲載されています。